もっとドイツ語を……

ネットで
生のドイツ語に親しもう

Festina lente!
キミの目の前にある液晶ディスプレーがドイツなのだ!やがては3Dも……?
 
◆インターネットでドイツ語のホームページを閲覧する
 インターネットでドイツ語の生きた姿をリアルタイムでとらえることができるのは、素晴らしいこと。航空便で届いた数日遅れの新聞をありがたく読んだのは、もう昔のこと。今この瞬間のドイツ語環境がそこにある。いますぐに、ドイツ語圏で発行されている新聞・雑誌、ラジオあるいは旅行案内やグルメやスポーツやらのホームページに飛んでもらいたい。とりあえず、下に代表的な新聞・雑誌をあげておく。お気に入りのサイトをみつけるのがベター。広大なドイツ語の世界がキミたちを待っている。キミはドイツに遊ぶ?それともオーストリア?スイス?
 
・Frankfurter Allgemeine Zeitung(=FAG、ドイツ・日刊紙)
・Die Welt(ドイツ・日刊紙)
・Die Zeit(ドイツ・週刊紙)
・Der Spiegel(ドイツ・週刊誌)
・Die Presse(オーストリア・日刊紙)
・Der Kurier(オーストリア・日刊紙)
・Neue Zuericher Zeitung(=NZZ、スイス・日刊紙)
・Die Weltwoche(スイス・週刊紙)
 
 *蛇足1:上記の「日刊紙」等の区別は紙媒体を指し、ウエブ上では適宜更新されることはいうまでもない。電子版週刊誌もシュウイチではなく、もはやウエブ上では日刊紙、週刊誌等の区別はなくなっている。なお上記のリストでは、新聞の体裁をしている週刊新聞を〈週刊紙〉とし、雑誌のスタイルの〈週刊誌〉と区別した。
 *蛇足2:語学上達の方法の一つに、自分の興味が持てる分野の記事を貪り読むことがあげられる。専門分野のジャーナル、レポート等は自分でサーフィンして探し出すとよい。
 
 
◆インターネットでドイツ語放送を聴く
 ドイツ語会話の力をつけたい場合、まず聴く力を養うことが不可欠。そのためにも、ラジオを利用したい。最初からは聴き取れないにしても、とにかく聴き慣れることである。Windows7に標準装備されているMedia Playerのラジオ・チューナーを利用すればドイツ語圏のラジオが簡単に聴けるので、ぜひともトライして欲しい。24時間、ドイツ語の生放送が聴けるのだ!以下、URLをあげておくけど、局名で検索すべし
 
 *蛇足:3月末から10月末まで、下記の該当国はサマータイム期間となるため、番組の時間が1時間ずれるので、要注意!
 
ドイツ:Deutsche Welle(ケルン)がおすすめ。代表的なドイツのウエブ・ラジオ局。
http://www.dw-world.de/german/
 かつてのRIASの流れを汲むDeutschlandRadioBerlin(ベルリン)は、DWと血を分けた間柄。
http://www.dradio.de/
 クラシック音楽ファンには、ハンブルクから送信されているKlassik Radioが見逃せない。クラシック音楽を常時流していて、合間合間にドイツ語のニュース、気象予報、道路情報、それにコマーシャルまで入るので、ながら族には好都合。案内役のサンドラ嬢(Sandra Voss)はお耳の恋人!
http://www.klassikradio.de/
 ほかに、著名な放送局としては、NDR(北ドイツ放送協会、ハンブルク)やHR(ヘッセン放送協会、フランクフルト)、BR(バイエルン放送協会、ミュンヒェン)等がライブ・ラジオを提供している。
 
オーストリア:ORF(オーストリア放送協会、ウィーン)Oe1(オーストリア第1ラジオ)が代表的。アナウンサーが話しているのも、多少オーストリア風のドイツ語、しかし、気にしない。さすが音楽の国だけあって、クラシック音楽の時間がたっぷり用意されている。Die Oesterreich 1 Klassiknachtは、毎日深夜12時のニュースの後にはじまる3時間のビッグなクラシック音楽番組。日本では午前中に聴ける。ORFホームページのLiveボタンをクリックすればよい(HPはORFで検索できる)。
 あの超ロングランを誇る同局の看板的な音楽随想番組〈Du holde Kunst(汝、麗しき芸術よ)〉だって聴ける。この番組名はシューベルトの歌曲《An die Musik(音楽に寄せて)》(D547)からとられている。日曜日の昼下がり(日本時間)、音楽とポエムによる高雅なウィーンの時間にひたってみてはいかが?……いまどき滅多にない高品位なスロー・ライフなのだ。
 ORF Tirol(インスブルック)はチロル地方のニュースや流行曲、山の音楽等を流しているので、チロル気分満点。ORFは、各州毎の地方局番組もそれぞれネット放送しているほどのサービスぶりである。
 
スイス:スイスのドイツ語放送の代表がDRS(スイス・ドイツ語放送協会、チューリヒ)で、DRS1,DRS2等5局のウエブ・ラジオを提供している。アナウンスが生粋のスイス・ドイツ語で耳慣れない場合もある。
http://www.drs.ch/indexdrs.html
 
リヒテンシュタイン:小国リヒテンシュタインもRadio Liechtenstein(ファドゥーツ)が一局あり、試しに聴いてみるのも面白いかも。ただし、接続(バッファ)できるまでにずいぶんと時間がかかるのが難点。
 
 さらに詳しいことが知りたければ、http://www.surfmusik.de/deutschl.htmでドイツ語放送のみならず、世界中のWEBRADIO局がわかる。
 
音声ばかりではなく、YouTube等の動画投稿サイトも楽しめる――以前ルフト・ハンザの機内で流されていた《天使たちのシンフォニーSymphony of Angels)》(=LHのテーマソング)も聞けるし、ドイツの各空港における離発着時の窓外風景や機内アナウンスだって視聴できる。
 

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Servus考 後記

Last updated: 2011/6/5